WD20EARSなどのHDDの低速病と言われる現象のメカニズムについて
巷では病気の様に言われているWesternDigitalの3.5インチHDDであるEADSシリーズやEARSシリーズなどの500GBプラッタの症状について分かっている事をただ適当に。
特にこのEADSやらEARSシリーズにおいて発症率が高いとの話をちらほらと見ますが、2.5インチのHDDでも確認しております。
そして、この低速になる現象の原因と思われるものがあり、その原因を加える事で意図的に低速になる現象を発生させる事を確認しました。
3.5インチのHDDでは頻度は下がる事となりますが、WDのHDDのファーム上で軸ブレや振動等による支障が発生すると、転送レートを落とす様です。ベンチマークしながら微震動を与えたり、シャーシへの固定ネジをきつくしめる事で左右からの強い力をかける等をする事で速度が落ちる事を確認しました。
さらに細かい内容になりますと、大型高速ファンと隣接させたりHDD同士を近づけた状態により振動が伝わる状態にしても同様の現象が確認できました。
またWindows等のOSでは、この低速化現象が複数回(たしか6回)繰り返される事で、ATAコントローラの動作をDMAからPIOに変更してしまうため、俗にPIO病とも呼ばれるPIOモードになります。
なお、ノイズによる影響についてですが、振動によるものほどではありませんが、若干の速度低下が発生する事を確認しております。
この動作を解消する為には、HDDの設置について筐体内での振動が発生する要素を取り除くか、HDDの固定を左右のネジではなく底面のネジで行う。ネジ止めにおいてゴムブッシュを間に挟むなどの対策が有効です。
2.5インチのHDDではかなり顕著に現象が発生しますが、3.5インチのHDDではそれほど高い頻度では発生しないため、病気の様な扱いをうけていたのかもしれませんね。またこの機能が過敏に反応したり、誤動作したりしても低速動作につながるようです。
個体差が当然あるので、発生しやすい個体と発生しにくい個体があると思います。複数ロットで複数台発生する環境の人は上記の対策をとる事で解消出来る可能性が高いです。
手前のファイルサーバでは該当するWDのHDDを15台ほど使用しておりますが(世代容量バラバラ)いまのところはこういった現象は発生しておりません。
いまのところ、WesternDigitalのHDDでしか確認しておりませんので、物理的に0%にしたいのであれば、他社のHDDに変えるのが一番かも?
#仕事でちょうどこの件が問題になり(しかも2.5インチHDD)いろいろ調べる事となったのですたい